エクストレイルの中古車が気になっているけれど、本当に買って大丈夫なのか…と迷っている方は多いはずです。
「価格は安いけど、あとで後悔しない?」「どの年式を選べば損しない?」「ディーゼルって扱いが難しいの?」など、初めて中古車を買う方にとっては、不安要素が山ほどあるのが正直なところです。
この記事では、中古エクストレイルの購入で失敗する人の傾向や、T31・T32の徹底比較、さらには中古車特有の見逃せない注意点まで、余すところなく紹介します。
買ってから後悔しないためには、価格だけでなく車の状態・年式・使い方に合ったモデル選びが欠かせません。
特にエクストレイルはモデルチェンジごとに大きく中身が変わっており、どれを選ぶかで満足度は大きく左右されます。
後悔しない1台を選ぶための基準を、具体的なデータと体験談をもとにわかりやすく解説していきます。
中古エクストレイル購入で後悔する人の共通点とは?
エクストレイルの中古車を検討している人にとって、購入後に「こんなはずじゃなかった」と感じるのは避けたいものです。ここでは、後悔しやすい人の共通点や、実際の体験談をもとにした失敗パターンを紹介し、購入前に気をつけるべきポイントを深掘りしていきます。
リアル体験談から見る「やってはいけない買い方」

多くのユーザーが共通して挙げる失敗談には、いくつかの典型的なパターンがあります。まず目立つのが「外観と価格だけで決めてしまった」というケースです。
例えば、ある購入者は「見た目もかっこいいし、価格も安かったから即決した」と話します。しかし、納車後にエアコンが故障し、10万円近い修理費が発生。さらにブレーキの異音や下回りのサビも見つかり、結果として高くついてしまったそうです。
このようなケースに共通するのは、「試乗もせず、整備記録も確認しなかった」こと。実際の走行感覚や、細かい不具合は、書類や見た目だけではわかりません。また、販売店によっては、点検整備の履歴を詳細に開示しない場合もあるため、こちらから積極的に確認する姿勢が重要です。
また、「走行距離が少ない=良い車」という思い込みも後悔の元になります。長期間乗られていない車両は、バッテリーやゴム類が劣化している可能性が高く、走行距離が少ないのに修理が必要という事態に陥ることもあります。
後悔しやすい条件・パターンを事前に把握しよう
次に、エクストレイルの中古車で後悔する人が選びがちな条件や環境をいくつか挙げます。
1つ目は、ディーゼルモデルを短距離利用で購入したケースです。エクストレイルのディーゼル車はDPFという装置で排ガスを浄化しますが、短距離運転では十分に再生できず詰まりやすくなります。都市部での買い物や通勤だけに使うなら、ガソリンモデルやハイブリッドの方が安心です。
2つ目は、装備やグレードへの過信。例えば「アラウンドビューモニター付きなら安全」と思っていても、初期のT32では機能が限定されていたり、後付けの部品で純正の品質でないこともあります。安全装備はカタログでチェックするだけでなく、現車で実際に作動させて確認することが必要です。
3つ目は、価格だけで選んでしまうこと。中古価格が安いという理由で年式が古く、修復歴ありの車両を選ぶと、最終的にはメンテナンス費用で損をするケースが多々あります。
このように、購入時の条件や使い方のミスマッチが、後悔に直結しやすいポイントになります。
エクストレイルT31とT32、中古で買うならどっちが得?
エクストレイルの中古市場では、T31とT32という2つの旧型モデルが特に人気です。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較し、自分に合った選び方のヒントをお届けします。
性能・装備・価格を徹底比較!おすすめモデルはこれ
まず性能と装備、価格を比較したテーブルを以下にまとめます。
比較項目 | T31型(2007-2013) | T32型(2013-2022) |
---|---|---|
燃費(実走行) | 約10~12km/L(ガソリン) | 約12~15km/L(ガソリン) |
安全装備 | 限定的(LDW・ブレーキ補助) | プロパイロット等が充実 |
内装 | 無骨でアウトドア向け | 高級感と使いやすさの両立 |
荷室容量 | 約603L | 約550L |
価格帯 | 約40万~100万円 | 約80万~180万円 |
このように見ると、T32型の方が燃費・安全性・快適性に優れており、ファミリー用途や街乗りにはおすすめです。一方で、T31型は防水シートや頑丈な造りがアウトドア派に向いているため、山道や悪路をよく走る人にとっては魅力的です。
さらにT32型は、2017年以降のマイナーチェンジでプロパイロットが搭載され、運転支援機能が飛躍的に向上しています。価格はやや高くなりますが、快適さと安全性を重視するなら2017年以降のT32がベストバイといえるでしょう。
T31 vs T32の維持費&トラブル傾向もチェック
維持費や故障傾向も重要な比較ポイントです。
まず自動車税については、13年以上経過したT31型は税額が約15%増加します。具体的には、2.0Lモデルで年間45,400円、2.5Lモデルで51,750円が必要です。一方で、T32型(10年未満)は36,000円前後と、税制面でも優遇されます。
トラブル傾向としては、T31ではDPF詰まりやEGRバルブの不具合、T32ではCVTの違和感やセンサー類の誤作動が見られることがあります。
特にディーゼルモデルに共通するのが、DPFのメンテナンスコストの高さ。詰まりが酷い場合は10万円以上の修理が必要になることもあるため、ガソリンモデルの方がメンテナンス費が安定しやすいというメリットがあります。
つまり、ランニングコストを抑えたい人にはT32のガソリン車が向いています。反対に、「DIYでの整備に自信がある」「アウトドア中心」という方なら、T31でも十分に楽しめるでしょう。
知らないと損!エクストレイル中古の隠れた注意点7選
エクストレイルの中古車には、見落としがちな細かいリスクがいくつか存在します。ここでは、特に注意したい7つのポイントを解説し、後からの後悔を防ぐ手助けをします。
購入前に見逃しがちな「劣化ポイント」とは?
中古車は時間とともに様々な部品が劣化します。エクストレイルの場合、特に注目すべきポイントがいくつかあります。
- ゴムパーツの硬化・ひび割れ:ドアモールやワイパーブレードなど、見えづらい部位に劣化が進行していることがあります。
- 下回りのサビ:雪国や海辺で使用されていた車両は特に注意。シャーシの腐食が進んでいる可能性も。
- 内装のスレ・破れ:シートやドアパネルの劣化が進んでいると、見た目以上に使用感が出てしまいます。
- ヘッドライトのくもり:紫外線による影響でくもっていると、夜間走行の安全性に影響します。
- スピーカーの音割れ:意外と見落としがちな部分で、実際に音楽を流して確認することが必要です。
これらはすぐには気づきにくいものですが、試乗や車両の現物確認時に重点的にチェックすべき箇所です。
後から修理費が高くつく“落とし穴”を回避する方法
中古エクストレイルでよくある修理の落とし穴は、見た目では判断できない内部パーツの不良です。たとえばCVT(無段変速機)の異音や変速ショック、DPFの詰まり、エアコンのコンプレッサー故障などがあります。
これらは一見すると問題ないように見えるため、購入後に発覚して高額な修理費が発生しがちです。
これを避けるには、以下の方法が有効です:
- 購入前に整備記録簿や車検証で過去の整備履歴を確認する
- 信頼できる店舗で第三者機関の車両鑑定付き中古車を選ぶ
- 試乗中にCVTの滑りや変速タイミングの違和感を意識して確認
- DPF搭載車であれば再生記録やエラー履歴を診断機でチェック
これらの確認を怠ると、購入直後に数十万円単位の出費が必要になるリスクがあります。
さらに、保証付きの販売店で購入することで、万が一の修理費をカバーできることもあります。中古車専門店の中には「1年間走行距離無制限保証」などを付けてくれるところもあるので、保証条件も購入時の重要な選定基準になります。
なお、販売店が信頼できるかどうかは「グーネット」や「カーセンサー」などのレビュー欄で確認するのも有効です。
【参考リンク】 https://www.carsensor.net/
このように、細かい劣化や内部不良、見えないリスクへの備えを怠らないことで、中古エクストレイルの購入後の満足度は大きく変わってきます。
プロが教える!エクストレイル中古で失敗しない選び方
エクストレイルの中古車選びで失敗しないためには、事前の情報収集と現車確認が欠かせません。このセクションでは、初心者でも安心して選べる試乗時のチェックポイントや、年式・グレードの選び方まで具体的に紹介します。
初心者でも安心!試乗チェック&見極めポイント
実際に車両を目の前にしたとき、どこを見て、何を確認すべきかが分からないという声は多いです。そんなときは、以下のような項目に注目しましょう。
- エンジン始動のスムーズさ:セルモーターの音が長引く、振動が大きいといった場合はエンジン内部に問題があるかもしれません。
- ブレーキの利き具合と鳴き音:ブレーキパッドの摩耗やディスクの歪みによる異音は、実際に走ってみないと分からないことが多いです。
- ハンドル操作の違和感:直進安定性、カーブでのスムーズさを体感することで、足回りの状態を知ることができます。
- 電装系の動作確認:エアコン、ナビ、パワーウィンドウ、アラウンドビューモニターなど、すべて正常に動作するかを一つひとつチェックしてください。
特にエクストレイルは、電子制御系のトラブルが起きやすい傾向があるため、センサー関連のチェックも重要です。
購入前の段階でこれらを試すことにより、後悔するリスクを最小限に抑えることができます。
走行距離・年式・グレード…選ぶ基準はこれでOK
中古車選びで迷いやすいのが、走行距離や年式、そしてグレードです。これらは一概にどれが良いとは言えませんが、基本的な目安はあります。
- 走行距離は「年間1万km前後」が目安:例えば、7年落ちの車であれば7万km程度が理想的です。
- 年式は「2017年以降」が安心:T32型でプロパイロットが搭載された年で、安全性が格段に向上しています。
- グレード選びは「20Xi」や「モード・プレミア」が狙い目:充実した装備と高いリセールバリューが魅力です。
なお、価格だけを見て古いT31や走行距離10万km超を選んでしまうと、購入後の整備費で思わぬ出費が発生することもあります。
このように、複数の要素を総合的に見て判断することが、中古エクストレイル選びの成功につながります。
結局いつ買うべき?エクストレイル中古の狙い目年式
エクストレイルの中古車市場では、時期や年式によって「お得度」が大きく異なります。ここでは、どのタイミング・どの年式を狙えばコスパが良く、満足度の高い買い物ができるのかを解説します。
コスパ最強は2017年以降モデル?理由と裏付け
T32型の中でも特におすすめなのが、2017年以降のモデルです。この年から日産の先進技術「プロパイロット」が搭載され、運転支援性能が大きく向上しました。
また、2017年のマイナーチェンジでは以下の改良が施されています。
- 内外装デザインの刷新
- プロパイロット導入
- 歩行者検知機能付き自動ブレーキの標準装備化
- インテリジェントアラウンドビューモニターの拡張
これらの改良により、安全性・快適性・デザイン性の三拍子が揃ったモデルとなっており、リセールバリューも高いです。
また、2017年式は中古市場でも在庫が豊富なため、価格競争が生まれやすく、同年式の他社SUVと比較しても割安感があります。
つまり、最もバランスの取れた「失敗しない1台」を選びたいなら、2017年式以降のT32型を第一候補にすべきです。
古いT31もアリ?ライフスタイル別のベストチョイス
一方で、T31型を選ぶメリットもあります。特に以下のようなライフスタイルを持つ方にはおすすめです。
- アウトドア・釣り・キャンプが趣味で、悪路走破性を重視する人
- 自分で整備やカスタムを楽しみたいDIY派
- 車両価格を抑えて、維持費に回したい予算重視派
T31型は、シンプルな構造と防水インテリアが特徴で、多少の汚れや傷を気にせず使える利便性があります。また、6速MT搭載モデルやクリーンディーゼルなど、今では珍しい仕様が選べるのも魅力のひとつです。
ただし、年式が古いため自動車税が高く、装備も現代の基準では物足りなさを感じることがあります。したがって、通勤・買い物といった日常使用が中心の方には不向きな場合も。
このように、用途や趣味に応じて選ぶなら、古いT31型でも十分に「アリ」な選択肢と言えるでしょう。
筆者の総評:迷ったら“今の自分の使い方”から選ぶのが正解
エクストレイルの中古車は、年式やモデルのバリエーションが多く、それぞれに個性があるのが面白いポイントです。
T31はアウトドア向きで、無骨さとタフさが魅力。 T32は快適性や先進装備が充実していて、普段使いにも家族用途にもぴったり。
私自身も、最初は「燃費」や「価格」ばかりに目が行っていましたが、実際に使ってみて思ったのは、“どう使いたいか”が最重要だということです。
例えば、山や雪道に頻繁に行く人なら、防水シートと大容量荷室がついたT31が最高の相棒になります。 一方で、通勤や子どもの送り迎えに使う人なら、安全装備が充実したT32のほうがストレスなく使えるはずです。
印象的だったのが、ある人の言葉。 「T31はキャンプの相棒、T32は家族のパートナー」 なるほどなあと思いました。
これはまるで、キャンバス地のバックパックと、ナイロン製の高機能ビジネスバッグを比べているようなもの。 どちらも良いけど、使う目的によってベストが変わるんです。
そして、中古車である以上、状態のばらつきや過去の使われ方も気になります。 そこをしっかり見極めるために、今回紹介した「試乗ポイント」や「劣化チェックリスト」「よくある後悔パターン」などは必ず参考にしてほしいと思います。
もし今、どれを選べばいいか迷っているなら、私はこう答えます。
「今のあなたの暮らしに合ったモデルを選ぶこと」
T31かT32かではなく、「何にどう使いたいか」をまず考える。 それが、あとあと「買ってよかった!」と思える中古エクストレイル選びの最大のコツです。
参照URL
- [日産公式:エクストレイル製品情報ページ] – (https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html)
- 概要: 現行エクストレイル(T33)を含む、仕様・装備・エンジン情報などが網羅された日産公式の車種ページ。モデル比較にも有用。
- [グーネット中古車:エクストレイル特集ページ] – (https://www.goo-net.com/catalog/NISSAN/X-TRAIL/)
- 概要: 年式別の中古価格帯、燃費、装備の違い、グレード別の特徴などが一覧できる中古車情報サイトの特集ページ